不安障害について
- 梅原元|心理カウンセリングraccoon
- 2024年4月16日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年4月17日

▪️不安障害とは
不安が常にあり、生活に支障をきたしてしまう障害です。非常に多くの分類があり、またこれらが背景にあることで別の症状にも影響を及ぼすことがあります。
社交不安障害
人の視線、注目されること、目立つことがこわくなり、人がいる場所に対して強い不安・恐怖を抱えてしまい、対人コミュニティ・社会場面に出ていけなくなる病気です。
本人自身は、そこまで不安を抱くことは必要ないとわかっているのだけれども、乗り越えることが難しく、たとえ関りの薄い人しかいない場面(電車・バスなど)であっても出ていくことが困難となるケースがあります。悪化すると、引きこもり、不登校、孤立・孤独といった困りごとに発展する可能性があります。
パニック障害
突然、理由なく不安におそわれてしまい、心臓がドキドキしたりめまいがする、といった症状が現れます。人によっては「死んでしまうのでは」という程の不安を抱えることがあり、このような発作的な反応は“パニック発作”と呼ばれます。
これらを経験することで、「また発作が起きるのではないか」という不安(予期不安)を抱えることになり、電車に乗れない、人混みにはいれない、等の二次的な困りごとが生じるケースがあります。
強迫性障害
無意味なこととわかっていながらも、ある行動をやめられず繰り返してしまい、生活に支障があらわれる障害です。手を洗い続ける、何度も電気を消したか確認してしまう、戸締りが気になって外出できない、等があげられます。このような“強迫行為(強迫観念)”は、本人の意思ではやめることが難しく、日常・社会生活に多くの支障をきたすことになります。
限局性恐怖症
特定の状況・場面において、非現実的な恐怖が伴い、生活に支障が表れる状態をいいます。例えば、閉所恐怖、高所恐怖、暗所恐怖、尖端恐怖、等々があげられます。
▪️治療と、心理カウンセリングでできること

主に、薬物治療と、心理カウンセリングが有効と言われています。
薬物治療に関しては、かかりつけ医・専門医の指導のもと、服薬することが大切です。
心理カウンセリングでは不安の背景やそのもととなる体験を、話すことでじっくりと振り返っていただき、整理をしていただけます。また、普段は表せない不安を吐き出す場をもつことで、心理的な安定を目指すことができると考えられます。
また、ゆっくり苦手なモノ・環境になれるというアプローチ(暴露法・エクスポージャー法)を重ねることで、徐々に社会生活に復帰するトレーニングを行うことが可能です。
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