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コラム

依存症について

  • 執筆者の写真: 梅原元|心理カウンセリングraccoon
    梅原元|心理カウンセリングraccoon
  • 2024年4月16日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年4月17日


コラム:依存症について

▪️依存症とは

日々の生活や健康、人間関係、仕事などに悪影響を及ぼしているにも関わらず、ある物質や行動への依存を“やめたくてもやめられない”状態になる病気です。

アルコール・カフェイン・薬物などに依存する“物質依存症”と、ギャンブル・買い物・性逸脱などの行動に関連する“行動嗜癖”があります。

これらは、特定の物質や刺激を続けることにより脳に変化が起きてしまい、症状が引き起こされています。そのため、本人の心が弱いから起きているという訳ではありません。



▪️特徴

依存症の特徴として、以下ものがあげられます。

 

  • 「やめたくてもやめられない」

今日だけ、これで最後、と誓ったり周囲に約束をしても、つい繰り返してしまいます。“程々”ということが難しいため切り上げられず、エスカレートしてしまいます。

 

  • 進行性

放置すればどんどん進行します。やめることで一時的に停止しますが、かつてコントロールできていた状態を取り戻すことはできません。

 

  • 優先順位の変化

大切なものの優先順位が変化し、仕事・家族・将来などをかなぐり捨ててでも依存にのめりこんでしまいます。

 

  • 現実/問題を直視できない

借金や家庭内問題をみようとせず、事実を認められず、攻撃的に振舞ってしまいます。

 

  • 家族/周囲を巻き込んでしまう

家族や周囲が悩み、本人に注意をしたり支えようとしますが、借金を肩代わりしたり酒を準備するなど、問題解決を遠ざけてしまう場合があります。その結果、心身的にも経済的にも疲弊してしまいます。



▪️症状

精神症状(精神依存)と、身体的離脱症状(身体依存)があります。

 

  • 精神症状

物質や行動への強い欲求を、自分の意志でコントロールできなくなります。酒を飲めない・ギャンブルができない、といった状態ではイライラが抑えられない、といった状態になってしまいます。

 

  • 身体離脱症状

酒などの物質がきれる、ギャンブルなどの行動が妨げられると、手が震える・眠れない・寝汗をかく・集中できない、といった“離脱症状”が表れます。再び物質/行動を取り入れれば落ち着くので、また繰り返してしまい、止めることができない状態に陥ってしまいます。

 

以上の結果、アルコール依存であれば肝臓などの内臓器官に障害がでたり、ギャンブル依存等であればお金を用意するために嘘をつく、借金を重ねてしまう、といった問題が起こってしまいます。自らの心身の健康だけでなく、家族、友人、同僚らの信用を失い、社会生活を崩壊させてしまうことにつながります。



▪️治療と、心理カウンセリングでできること

依存症:心理カウンセリングでできること

依存症の治療には、個別の精神療法(心理療法)や認知行動療法、自助グループへの参加があります。アルコール依存症では、医師指導のもと抗酒剤が用いられます。

また、依存症では対象の物質・行動をやめることが求められますが、些細なきっかけで再び手を染め、再発してしまう可能性があります。これはこの病気の特徴であり、本人の決断のみで続けることは困難です。周囲・支援者らと一緒に、あきらめず、治療を継続することが大切です。

 

心理カウンセリングでは、普段なかなか表せない思いを吐き出す場として、対話によるカウンセリングを継続し、心理的な安定を目指していただけます。また、考え方・捉え方の歪みを修正するための認知行動療法や、依存症に関する心理教育を受けていただくことが可能です。これらを通じて、依存症治療の継続をサポートいたします。


 


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